【初心者の方】ローソク足分析!
ローソク足分析は形を観る
ローソク足分析はインターネットやSNSでもチャートの形が紹介されており初心者の方でも覚えやすいですが、実際のチャートで見るとなかなか見つけられずにいる方もいらっしゃると思います。
この投稿ではローソク足分析の簡単にチャートを見る方法や考え方をご紹介しようと思います。
分析にはチャートの形を考える!
ローソク足分析とは?
ローソク足分析について知らない方のために簡単に説明させて頂きますと、チャートのローソク足では一定の「形」になる事があります。
これはトレーダーが上に行くか、下に行くかを取引している中でその形になるとどちらに行きやすいという簡単に言うと「定型」があります。
もちろん、絶対ではないですがその形になると上がりやすいか下がりやすいかを心理的に定型として見ていますのでその形に見えればその定型にあったトレードをしやすいという事です。
この波形はローソク足で見ても分かりにくくローソク足と波形を見比べながら分析して覚えていくものですが、まず初めに覚えておくべき形があります。
その形を覚える事となぜその形になるかを説明させて頂きます。
ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップとダブルボトムは形として「M字」がダブルトップ、「W字」がダブルボトムと思ってください。
そのチャート上のローソク足がM字やW字になるのですが、Mの場合は上昇時に水平線などを反発して反転しもう一度折り返して同じ水平線で反発し下がった時、価格が大きく下落する可能性を示唆しています。
W字の場合はM字の逆で下降時に同じように反発して上昇した場合、大きく上昇し価格が大きく上昇することを示唆しています。
この形を見るにはチャート上でチャートのツールで高値と安値を結ぶ線を描いてみると分かりやすくなります。
ダブルトップの場合は上昇の始点になる安値を起点に反発した高値に引き、反発した高値と下がってきた後、また反発した安値に引きます。
次の安値から高値へと描いていきそこでM字に描いていっていれば下落の可能性がありますので、「売り」でポジションを取れば利益が取れる可能性があります。
この時に注意するのは、最初に反発した高値を超えるか超えないかで上昇の継続か下降の示唆化が変わってきますのでしっかりと反発し下降するのを確認する必要があります。
焦ってM字を描く前に反発するだろうと「売り」でポジションを取ってしますと高値を更新して大きく損失を取ってしまうかもしれません。
この時も確認すると良いのが、前回の投稿でご説明した「ダウ理論」です。
ダウ理論は大きな動きとして現在の値動きを分析するのに非常に有効な分析方法で、例えば3波の途中で先ほどのM字を形成しようとしている時に上昇トレンドであれば高値を更新しやすいのは分かると思います。
もちろん、3波の途中でも価格が下落しトレンドが終わる可能性もありますのであくまでも確率論になります。
FXは雇用統計などの「経済指標」に影響を大きく受けるので必ずその通りに動くという保証はありませんので総合的な分析が必要です。
W字のダブルボトムも先ほどのダブルトップの逆の形で、条件もダブルトップの逆になります。
ヘッドアンドショルダーズ
ヘッドアンドショルダーズは先ほどのダブルトップやダブルボトムの形とは少し異なりますが、さらにこの形になると大きく転換しやすい形になりやすいです。
形としては漢字の「山」をイメージして頂けると分かりやすいです。
よく「三尊」や「逆三尊」と言われる形でチャートでの確認方法は先の方法と同じですが、小さな反発と中央の大きな山そして最後に最初の山とほぼ同じの高さで反発したときに大きな反転を示唆しています。
こちらも示唆ですので確率論にはなりますので必ずその形になると大きな反転が来るとは限りません。
しかし、先ほどのダブルトップやダブルボトムよりも形がはっきりしており、トレーダーも意識しやすく心理として意識してしまうので、転換しやすいです。
こちらも注意点としては転換地点をしっかり反発している事が重要で形が不揃いや「レンジ」のでは予想と違う動きをする場合があるので注意が必要です。
因みに上昇の場合は、「山」の形で、下降の場合は「山」形が反転した状態になります。
実践でのローソク足分析
ローソク足分析は形になるのを待つ
ローソク足での分析はまずローソク足が決められた形になる事を待つことが重要です。
こちらもダウ理論に共通するのですが、上位足の形成した形に影響を受けやすく上位足からの分析が重要です。
上位足でローソク足をしっかり分析し形を形成したのを確認したうえでポジションを取る価格を狙ってください。
スキャルピングであれば他のローソク足分析も取り入れていくと利益を取れるポイントも増えると思いますのでローソク足分析は積極的に学習する方が良いでしょう。
今のようなインジケーターによる「テクニカル分析」よりも古い分析方法ですが、今でも意識されやすい分析方法ですし、覚えれば使い勝手の良い分析方法ですので是非覚えておくべきです。
投資の種類は変わりますが「株式取引」の場面でもローソク足分析は使われており元を正すと、日本では「酒田五法」、「酒田傾斜法」等でローソク足分析はされていますので覚えておくと株式投資にも使えます。
最後に
ローソク足分析はリアルタイムで分析
今回は、初心者の方でも覚えておくべきローソク足分析とはという事で解説させて頂きました。
ローソク足分析は今のテクニカル分析よりもクラシックな方法にはなりますが、今でもトレーダーは使っており、意識されやすい分析方法です。
特に、ポジションを取るときにはローソク足の形は重要になりますのでしっかり学習するべきです。
先にも述べましたが、ローソク足分析の形は一度慣れると使いやすく他の分析方法と合わせて使うと効果を大きく上げることが出来ます。
さらに、ローソク足分析の形は他にも色々ありその形をいかに知っているかでトレーダーが考える転換地点やポジションの狙いどころの意識などが豊富になり勝率アップにもつながります。
正直、ローソク足分析の形は多く覚えきれない方も多いかと思いますがインターネットやSNSで紹介されていますので、実際のチャートで分析してみてローソク足の検証をしてみてれば効果が出ているポイント等分かってきますので是非活用しながら検証して頂ければと思います。
SNSなどでは分かりづらい場合がありますので、ローソク足分析の書籍をご紹介します。
こちらも分かりやすく解説していますし、情報も豊富にありますので活用いただければと思います。
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